大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の「美川」と実際の美川秀信氏

南関町にゆかりのある方

大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』では、 六代目 中村勘九郎さんが演じる主人公「金栗四三」の親友「美川秀信」を俳優の勝地涼さんが演じていらっしゃいます。

劇中の「美川秀信」は、多くの視聴者がその実在性を疑うようなキャラクターとして描かれております(笑)。怪優勝地涼さん演じる「美川秀信」は、多くのファンを獲得し、いだてんの最終回前には多くのファンが、作中への再登場の要望をSNS等に書き込んでおられました。

いだてんをその副題にありますとおり、脚本家である宮藤官九郎さんの噺、創作落語とみるならば、与太郎、トリックスターとしての「美川秀信」の姿は、どこまで史実にもとづいているのか?

実在した美川秀信氏は実際はどのような人物だったのか、まとめてみました。

黒井丸@九州歴史研究会氏 によるタウン誌の発見

黒井丸@九州歴史研究会氏のTwitterでのつぶやきが当サイト立ち上げの出発点となりました。

タウン誌へのリンクは、こちらです。記事を読むことができます。

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タウン誌に寄稿されているのは、美川秀信氏の兄のお孫さんである美川正一氏です。ここで、美川秀信氏は、最期は現在の韓国である仁川月尾島の官営水産試験場の場長になったとあります。

公文書の発見により、美川秀信氏の最終の肩書が裏付けされる

黒井丸@九州歴史研究会氏のツイートをうけ、こうげつ@「いだてん」史料沼浸り中。氏が、それを裏付ける資料を発掘なさっています。

これによると美川秀信氏の最期の肩書は、朝鮮総督府 京畿道 産業部 産業課 産業技師 及び 仁川府 水産試験場 場長 ということで間違いないようです。

仁川の水産試験場へ赴任するまでの紆余曲折は?また美川秀信氏およびその親族はカフェを経営していたのか?

その後、タツマキ氏による新資料の発見がありました。

タウン誌にあります仁川の水産試験場へ赴任するまでの紆余曲折、美川秀信氏の後半生が少しずつ明らかになってきております。

なお、少なくとも南関町において美川家がカフェを経営していたという事実はありません。美川秀信氏の兄のお孫さんである美川正一氏によると、こちらはドラマによる脚色ではなかったかとのことでした。

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